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令和5年12月定例会で通算7回目の一般質問に!③大型クジラの化石に関するイベント・展示
3. 大型クジラの化石に関するイベントや展示を開催する考えは?
信州大学と福井県立恐竜博物館のグループが合同発掘を行い、270万年前頃のヒゲクジラ類と見られる全長約18メートルの大型クジラの化石が二ツ井町梅内地区で発見されました。同時代の大型クジラは過去に北海道でも発掘され、今回が2例目であり、この頃から大型化したという学説を強化する貴重なデータになると考えられるとのことです。発掘された化石については、一旦恐竜博物館に移し、種類を特定できる特徴がないかなどの詳しい調査を予定しているとのことです。
伊勢堂岱遺跡と大湯環状列石を含む北海道・北東北の縄文遺跡群が令和3年に世界遺産に登録され、大きく注目されましたが、縄文時代は約1万5000年前です。270万年前はそのはるか昔であり、その貴重さと古代のロマンを感じます。子ども館や道の駅ふたつい等で化石に関する展示を行えば、子供たちの学習につながるだけでなく、大人も楽しめるものになると考えます。今回発掘に成功した信州大学や福井県立恐竜博物館の協力を得ることができれば、より一層の集客効果があるイベントも開催できると考えます。
Answer. この大型クジラの化石は、令和2年7月に信州大学チームの地質調査の際に二ツ井町梅内地内の市有地で発見され、翌3年から同大学が中心となって発掘が続けられているものです。同年には肋骨が、5年には長さ4メートルを超える下顎の化石が発掘され、市民の間で話題となりました。
現在、発掘された化石の一部は梅内聚落コミュニティセンター内で保管されておりますが、この後、同大学または今年から発掘に加わった福井県立恐竜博物館に移され、研究が進められることとなっております。大学側では今後も調査を継続する予定としていることから、現場での発掘作業や大学等での調査研究が終了するまでにはある程度の期間が必要になると予想されます。
市といたしましては、化石に関するイベントや展示会等の開催につきましては、研究成果がまとまった段階で大学側の意向を確認しながら、実現の可能性について検討してまいりたいと考えております。
※ホームページ用に簡略化して記載しています。正確な質問、答弁内容は能代市議会議事録をご覧ください。
●二ツ井から大型クジラの化石が発見されるというのは、率直に不思議な感覚です。
まずは信州大学と福井県立恐竜博物館のグループの研究が順調に進むことを切に期待しております。